働くブログ

ダイバーシティ観点の設計思想


t01500100_0150010012717862142.jpg

すでに建設されている建物に構造的な変更を

加えるのが大変なのは当然です。


一方、幸か不幸か、日本の公的な施設はその

多くが建設されてから30年以上経過したもの

が多くあります。


現在、そのような公共施設の立替がコスト、

必要性があわせて問題となっています。


実際、昔必要でも現在は必要でない建物が多

くあるのは事実でしょうが、多くの駅や道路

、橋等は必要なものでしょう。


緊急なものから立て替えていくことになると

思いますが、その際にダイバーシティの観点

を持った建築家の参加が是非求められるとこ

ろです。


できれば障がい者視点を中心に最初から設計

し、そこに更に機能性や芸術性を加味してい

ただくようなアプローチが望まれます。


もう一点注意すべきところとしては、やりす

ぎないことではないかと思われます。


つまり、先に書いたとおり、重度な障がいを

持っている人を前提に全ての施設を作ってし

まうことは避けたほうが良いと思います。


それよりは、障がいを持っているけれどちょ

っとがんばれば外出できる、逆に言えばその

ちょっとのがんばりが必要な人にとって助け

になるような設備を増やすことが重要でしょ

う。


もちろん、重度の障がいを持っている方のこ

とも考えなければなりませんが、そういった

方たちは外出時にはかなりの覚悟を持って外

出されますし、介護の方がいらっしゃること

が前提となります。


従って、ご本人たちがどこにどのような必要

な設備があるかも調べて外出されるし、大き

く計画をはずれた行動を取ることも少ないの

が普通です。


それよりは、一人で出かけたいけど中々勇気

の出ない障がい者の外出を優先的にサポート

することで、多くの障がい者の通勤にも効果

があると考えられます。


また、そのことは高齢化社会における高齢者

の外出や健康にも大きなメリットがあると思

います。