「コーチング」という言葉を知っていますか?
クラブ活動でのスポーツのコーチ、プロ野球のコーチ、アメリカンフットボールのヘッドコーチ、というところがお馴染みではないかと思います。
一方、監督という人も特に日本のスポーツでは一般的だと思いますが、海外(特に西欧)ではあまり聞かれないようです。
監督という言葉に近い英語はディレクターだと思いますが、ビジネスの世界での偉い人か、映画監督というところでしか使われないように思います。
そもそも「コーチ」という考え方と「ディレクター」という考え方は根本的に異なるようです。
昨今、日本においてもビジネス分野を中心にコーチングという言葉がよく使われるようになってきました。
そもそもコーチングとは何でしょうか?
分かりやすく言えば、監督が指示をする人だとすると、コーチは考えさせる人というのがその定義でしょう。
誰かの指導に従ってやっていくか、自主性を重んじるか。
これは場面場面によってどちらが適しているかは変わるので、正しい、正しくないの問題ではないと思いますが、日本においては「指導」に重きを置かれすぎていた面があり、現代の情報化社会においてはより自主性を重んじたほうが高いパフォーマンスを得られるという考え方の元で、欧米で発達したコーチングの手法が注目を浴びています。
具体的なコーチングの手法は何か。
それは、「質問」と「傾聴」に集約されるコミュニケーションスキルだと言えます。
ここでは、コーチングの様々なスキルを紹介していきます。