「分かった。あなたの土俵で勝負しましょう」
東京マラソン2018車いす男子の山本浩之選手(51歳)は、心の中で、決意した。

レースはスタートしてすぐに、西田宗城選手が飛び出し、鈴木朋樹選手(23歳)、エルンスト・バインダイク選手(南アフリカ)、山本浩之選手の3選手が続いた。
しかし、8キロ付近から、山本が前に出て、鈴木が付いていき、2人が抜け出すかたちとなった。西田とエルンストの姿は次第に視界に入らなくなった。優勝争いは、山本と鈴木の2人に絞られた。

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